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『自由な空間や可変性のあるお家に』
  オール電化住宅

2010年10月着工
場所:大阪市東淀川区東淡路
敷地面積:24.26坪
構造:木造(在来工法)
階数:地上3階建て
間取:4LDK(+吹き抜け+W-CL)
住居者人数:5名
その他:オール電化

実際に見て体験して分かることが多いお家造り。早い段階で間取りは確定したのですが、外観については色、質感、凹凸感や予算との兼ね合いと、かなり悩まれました。外壁の塗装や素材や色などイメージを共有するため、現場にご一緒する途中に色々なお家を車で探索して見学したりしました。最後まで試行錯誤を繰り返しましたが、見学や打ち合わせを重ねることで、M様の理想へと徐々に近づいていきました。
  財津 財津 智之

敷地の特徴

  旗竿地。
周りは昔からの住宅密集地で2階建て、平屋が多く前面道路はセットバックにより4m道路となる。

初めから営業スタッフに伝えていたこと

M様が初めての打ち合わせの際に営業スタッフにお伝えをされていたご要望。それは、
“吹き抜け”・“白いシンプルモダンのお家にしたい!”この2点でした。
MJHOUSEの施工例をHPでご覧頂き、気に入って頂けたことからM様とのお家造りがスタートしました。

吹き抜けを活かすため、階段も開放的に。

「大きな吹き抜けじゃなくてもいい。だけど開放感を感じられないと意味が無いんです。(M様)」
打ち合わせ当初からこだわりを持ってらっしゃった吹き抜けは大変悩まれました。
M様邸はI型リビングのリビングイン階段です。
吹き抜けは採光を考慮し、敷地の南西側に設置しました。また、階段の手すり壁を無くし、落下防止対策としてフラットバータイプの手すりを設置し、開放感のあるデザインに。(下図参照)

階段と同じ角度になるように、窓を配置し、壁にもリズムを。また、階段の踏み板はアクセントとしてダークブラウンを採用。白い壁、天井、ドア、そして床も真っ白のリビング空間に踏み板のアクセントでより白さが強調されます。
打ち合わせ中はM様とイメージの共有をしやすくするため、イメージパースを制作しました。

階段の踏み板が白バージョンのパース。
ここから、踏み板はダークブラウンへ。
別角度から見たリビングパース。
少し奥から見たリビングパース。
別角度から見たリビングパース。

キッチン

キッチンは毎日使われる奥様のこだわりのお城!特に収納に関しては 「食器棚などの家具は極力置きたくない(奥様)」から、造作の収納を制作しました。MJ HOUSEの施工例を参考にアルミ扉を使用し、面材は半透明をセレクト。閉じていても奥行きを感じていただける造作収納となりました。
今回ご参考にされた造作収納
●『港区 白いスクエアモダンなお家』

コンロ前の壁やキッチンカウンターもかなり悩まれた末、開放感を優先し、壁やカウンターも無くしオープンキッチンに。油ハネの対応として腰壁を通常より15cm上げています。食事はダイニングテーブルで取られるので、カウンターの機能としては、「お皿が少し置けれる幅があれば…」との事でしたので、カウンターの幅は15cmに。打ち合わせ中に実際に計測をしながら高さと幅を決定しました。

通常より15cm上げたカウンターをご説明する際に使用したイメージパース。
キッチンからPCコーナーも見ることができます。

収納にしようか悩んだ結果…

PCコーナーは絶対に必要との事で、場所をどうするか検討。
そこで最初のプランではクローゼットとなっていたリビングの一角に造作の机と棚を設置し、そこをお子様の勉強スペース兼、みんなのパソコン&インターネットスペースにしました。収納のままにしておこうかと悩まれましたが、この位置ならキッチン、バルコニーから目が届きます。 収納はキッチンの横にも確保をしていたため、ここはPCスペースにすることになりました。

使い方も大きさも可変可能な3F

3Fには子供部屋とは別にフリースペースがあります。将来的には一番末のお子様のお部屋になる予定です。このお部屋の階段側の壁はなく、そのまま吹き抜けに面しています。(下図参照)

「このフリースペースは誰かが泊まったり、遊んだりできるように(M様)」
手すりはフラットバーより角の少ない丸パイプにし、横桟には丸棒を取り付け落下防止に。間仕切りには天井からカーテンを取り付ける予定です。閉めた時もゆらゆらとカーテンが揺れ、人影や気配も感じれる柔らかな雰囲気に。気分や季節によってテキスタイルやタペストリーをかえて遊んでみるのもお部屋の表情が変化して楽しいですね。

重要なのは部屋数の確保だけ…?

お子様へのお部屋として確保されたお部屋は2つ。ですが、上のお子様達が巣立った後、その部屋はどうするか。
そこで、この2部屋にドアはそれぞれ設置しますが、間の壁は可動間仕切りにしました。
それによりお子様が順番に巣立たれた後はもう一人のお子様が間仕切りを開放し、1つの大きなお部屋として一人で広々とお使いいただく事も可能に。
「ここは誰の部屋」と決めるのではなく、状況に合わせて空間を変更する。これをテーマに3Fの空間の打ち合わせを進めました。

白い空間の主役

M様邸で使用する床材は、 MJHOUSEでも支持を受けているTOYOPLAYWOODのSIST-Sシリーズ。強調しすぎることのない石目調ホワイトマーブル柄をセレクトされました。
【TOYOPLAYWOOD】SIST-Sシリーズ ハイパーフロアー/床材色:石目調 アラベスカート
写真はメーカー施工例です。   「特殊フィルム+硬質バッカー」のダブル特殊加工は
●擦り傷に強い。 ●キャスターに強い。
●衝撃落下に強い。 ●静圧荷重傷に強い。
●摩擦に強い。 ●汚れに強くお手入れ簡単。
●変色や退色がしにくい。 ●ワックス不要。
●ペットのひっかき傷につよい。
という特徴があります。  

キッズルーム

一番下のお子様はまだ幼く、目の届く範囲で遊ばせたり勉強をさせたいとのことから主寝室にキッズルーム(約3畳)を設置しました。(下図参照)
目が届くよう空間を区切らず、でも「自分の居場所だと感じてもらいたい。」そんなM様のお考えより、この部分に少し段差を設けることで、視覚的に別空間を感じて頂けるように工夫しました。

2方向から使用できるウォークインクローゼット

主寝室には約3畳のウォークインクローゼットがあります。
このクローゼット主寝室からも廊下からも出入りできてとても便利です。

外観はシンプルに!

外観は最後まで悩まれた部分です。白いイメージのものや黒いイメージのもの。外壁の素材も塗装やガルバ、サイディングと見れる限りのお家を一緒に見て頂きながら、制作したパースと比較しつつ打ち合わせを進めました。
当初は、白っぽいイメージで検討しました。アクセントカラーや素材を変えたもの数パターンをご提案。
そこから黒っぽい外観イメージのものを検討。黒のサイディングをベースにガルバのサイディングをアクセントにしてさらに手すり部分は通風や採光の邪魔にならないようアルミルーバーに。アクセントのガルバサイディングは、貼る箇所が洗濯物を干すバルコニー部分になるので、洗濯物が目立ちすぎないようにシルバーを選択されました。(下図参照)
角度を変えたもの、アルミルーバーの色を変えたものなどを何パターンがプリントアウトし、検討して最終案へ。

※打ち合わせで実際に使用したパースです。

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