二〇〇年住宅とは?

二〇〇年住宅は、物理的に200年の耐久性を保証するというものではありません。それは“いいものをつくり、きちんと定期的にお手入れをして、長く大切に使う”というストック型社会における住宅のあり方について、国が広く、普及啓蒙を図る目的で掲げたスローガンなのです。
つまり、二〇〇年住宅は、200年もつ住宅ではなく、200年もたせる住宅を基準に考えられています。

考え方を簡単にご説明しますと、次の5つになります。
長く住むため、その時の生活スタイルに合わせて間取りを変えやすいように。 SE構法を使用して、可変性のある空間造り。 
メンテナンスをしやすくして補修や交換をきちんと長く大切に使えるように。 【エプコ10システム】
耐震など色々な分野を等級として住宅性能評価の認定を受けて証明できるように。
意匠、構造、設備など、それぞれの担当会社が作った図面を一括で管理してリフォームや今後、問題が出た時でも管理ができるように。 NCNが管理。
床下、屋根、外壁側を断熱材で包んだり、窓には全てLow-Eガラス(遮熱効果)を用いて気密性を上げることで、エアコンなどが効きやすい空間をつくる。また、エコキュートを使用したオール電化とし、建築全体で温室効果ガス排出削減に取り組む。
具体的には上記を考えた仕様や構造になっています。

  二〇〇年住宅のメリット  
0年 20年 40年
建築取得時のメリット 維持管理のメリット 住み替え・売却のメリット
優良住宅取得支援制度
〜ローンの金利も安い!〜
二〇〇年住宅は、民間金融機関と住宅金融支援機構とが提携した最長35年の長期固定金利の住宅ローンで、金利が優遇される、【フラット35】S(優良住宅取得支援制度)の技術要件を満たしています。質のよい住宅は住宅ローンでも優遇されてお得です。
スケルトン&インフィル
〜メンテナンスやリフォームでいつでも最新〜
二〇〇年住宅はスケルトン(構造躯体)とインフィル(内装・設備)とに分けてつくられていますので、建てた後も間取りも含めて内装や設備を住まい手の変化に合わせて、最新のものに更新可能。いつでも住みやすく直すことができます。
「リバース・モーゲージ」とは
〜住宅資産を担保に老後も安心!〜
個人の住宅資産を担保に老後を豊かに暮らすローンです。家の資産価値が確保されている欧米各国で広く活用されている制度で、高齢者が住まいを担保に入れて生活費を借り、最終的に自宅を売却して返済します。二〇〇年住宅ではこうした制度の活用も期待されています。
住宅性能表示制度
〜第三者機関が検査、だから安心!〜
住まいの性能(構造耐力、省エネルギー性、遮音性等)に関する表示の適正化を図るための共通ルールで、第三者機関が客観的に評価いたします。特に隠れてしまう「基礎」や「構造」は、この検査を受けて完成した建物でなければ安心できません。
住宅履歴書への記録
〜点検、メンテナンス、リフォーム歴を記録〜
スケルトン(構造躯体)の定期的な点検、インフィル(内装・設備)の更新を住宅履歴書に記録することで、年数は経っても、新築に負けないほど、維持管理が行き届いていると評価されることも。 家を売るときがきても安心ですね。
住宅履歴書のバトンリレー
〜売却時にものを言う住宅履歴書〜
「老後の事も考えて、そろそろ、この家を売って引っ越そうか」と考えた時、しっかり点検・整備してきた記録が残されている住宅履歴書がものを言います。 次の所有者も住宅履歴書を引き継ぎ、安心して住宅を購入できます。

  二〇〇年住宅の保証  
耐震性の確保
「耐震等級2以上」
構造計算による安全性可変性への対応
省エネルギー性の確保
「省エネ等級4」
次世代省エネルギー基準に適合
工事記録書
「ハウスプラス」
住宅性能評価によるデータベース
インターネットによる閲覧
維持管理体制
「エプコ」
コールセンターシステム
住宅履歴書への記録
「劣化対策等級3」
住宅履歴書のバトンリレー
「維持管理対策等級3」